Web Application PackはSaaS型ASP
このような形態のアプリケーションソフトはWebアプリケーションといい、通常のWindowsアプリケーション等とは全く異なる形態で動作します。
- 【Windowsアプリケーションの場合】
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プログラムはそれぞれのPCにインストールし、それを起動して使用します。データはサーバなどにデータベース管理システム(DBMS)が作成されますが、各PCでもそのデータベースを動作させるためのプログラムも同時に動作されます。
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PCへの負荷が大きいため、メモリ容量やCPUなどある程度高スペックなPCを用意する必要があります。また、PCが故障(Windowsの不具合や物理的な故障)してしまうと、ライセンスの制限もあり、簡単に代替機を用意することが出来ません。さらにその復旧までの時間がどうしても長期間になってしまう恐れがあります。
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- 【Webアプリケーションの場合】
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プログラムはインターネットに接続されたデータセンター内のサーバに格納されます。データベースもサーバに格納されます。各PCはインターネット経由でプログラムを動作させ、データベースへの問い合わせや更新を行います。
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PCではWebブラウザが全ての動作を実行します。Webブラウザの代表格といえばInternet Explorerですが、仕様が今のところ特殊な点があり、正しい動作をさせたいため、Web Application PackはMozilla Firefox , Google Chrome , Safariでのみ動作できるようにしてあります。
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データはクラウド環境のデータセンターにて、高い耐障害性を維持し保護されています。また、万一に備えサーバー内で日次で曜日別にバックアップが行われ、さらに別のサーバーに日次でバックアップが暗号化されたうえで複製されています。
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Ajax等の最新技術使用による高い操作性!!
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これまでのWebアプリケーションでは、画面単位でサーバとのやり取りをしていました。例えば商品コードを入力して商品名や単価をサーバから取得しようとすれば、その度に画面が全て再描画されるため、これが操作性を低くしていました。web Application PackではAjaxをふんだんに活用しています。
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Ajax(一般にはエイジャックスと読んでいます)はJavaScriptの非同期通信を利用し、通信結果に応じてページの一部を動的に書き換える方法をとりますので、上記の例では商品コードのみを非同期通信でサーバに送り、商品名や単価を取得して画面にそれらを表示させる事になります。従来のWebアプリケーションのように画面を一旦消して再描画するという動作ではなくなり、待ち時間も解消し操作性がぐんと高くなりました。
ログインユーザ数でライセンス供与
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これまでのWindowsアプリケーションの業務ソフトパッケージでは、インストールできるPCの台数がライセンスで制限されていました。したがってインストールしているPCに障害が発生すると、長い時間に渡って1ライセンス分が使用できなくなります。代替機が用意されても、再インストール、ライセンス再発行などといった手順が掛りかなり復旧までに時間をとられてしまいます。
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Web Application Packでは、ログイン数でライセンス制限を設けておりますので、万一PCに障害が発生しても、Mozilla FirefoxとAdobe ReaderがインストールされているPCであれば、いつでもどこからでもログインできますので、障害時のリカバリーを最小限に抑えることが出来ます。